ふつうじゃなくても生きられるか

病んでる日記・ASDで双極性障害の人が日々考えること

「才能は煩悩の増長せるなり。」まじで?!

診察日

その前に退職届を出して、制服などを返してきました

本社から退職に係る書類が届けば無事終了である

逃げるように退職したけど最後はきちんと自分で行ってえらかったかな

当たり前のことだろうけど

 

心理士さんは現実を見る派なので、今後どうするかというのをもう話し始めた

現実を見たくなくても生活費は9月で尽きるので話はしなければならない

働きたくないのなら実家に戻って年金だけでやっていくという最悪の手を打つ方法もあるが、本当に最悪なので、実家に戻るなら死んだほうがマシである、これはマジ

それなら生活保護を受けようよと心理士さんは言う

だけどその前にこれまでしてこなかったタイプの仕事を試してみないかと言われた

本来ひとりで黙々と何かをするのが好きで得意で適性があるんだけど、興味の赴くままに仕事を選んでいたら、どっちかというと人と接することが多くてチームプレーを求められる職業ばっかりしてきたんだよな

やればできるけどすごく消耗するとわかってるのに、そっちばっかり行ってた

一度、ぜんぜん違う方面の仕事の面接を受けたことがあるけど、経歴とのギャップが大きかったのかだめだったんだよね

どうなるかまだわからないけど、個人プレーで完結しそうな職場の見学に行くかもしれない

見学に行ってどう思うかもわからないので、あまりひとりでごちゃごちゃ考えて憂鬱になるのは避けたい

とにかく手を動かして心を落ち着かせよう

 

個人プレーで完結しそうな仕事を勧めてきたのは主治医である

私には必ず合う仕事があると断言しておりました

そんなこと言われてもなあ、見つけるの自分か心理士さんやんけ

いや、愚痴ってはいけないね

自信を持てと言われたんです、そうですよ

嵐のように駆け抜けた3か月でパタンと倒れちゃったから絶望的な気持ちになるのはわかるけど、トンネルの出口はほぼ見えてると言ってた

そうかあ

自分の力を使いこなせなくてもうこんなのいらない!ってひねくれてたんですけど、それは幼い思考なんだろうなあ

しかもいらない!と言ったって消えるもんじゃないしね、うまく使う術を覚えるかうまく使える場所を見つけるのが現実的なのかな

 

ふだんは主治医とも心理士さんとも目を合わせずに話すけど、今日は目を見て話した

そしたらやっぱり情報が錯綜して混乱したから途中でやめた

ふたりとも結構心配している声で話してくれたので、どんな顔しとるんかなあと思って

うっかり、やっぱり人の目を見て話すのは得意じゃない

 

徒然草の第三十八段に「才能は煩悩の増長せるなり。」という一節があって、その一文が気になってしょうがない

その段自体が名誉や地位や利益や智恵なんかも追い求めるものじゃないと否定している流れだから、「才能は…」と否定するのも自然な運びといえばそうなんだけど

煩悩から才能が生まれるんか?と思ってドキッとした

後天的な才能はそうなんかな、なにかを成したいと欲があってこそ手に入る技能もあると言えるかもしれん

潜在的に持っていたものを発揮させるきっかけが煩悩ということもあるかもしれん

一回読んだだけじゃすんなり理解できなくて、原文を読んで本をひっくり返して読んで現代語訳を読んで、もう一回原文を読んで、ここに書いてやっと自分なりに納得した

結構過激派だよな、兼好法師

だから読んで面白いのか

 

喉が痛いので冷房切って寝たほうがいいのか悩み中

すごいしょうもない