ふつうじゃなくても生きられるか

病んでる日記・ASDで双極性障害の人が日々考えること

美容院に行くことが一大イベントじゃなくなった

7月のシフトが出た日から今日は美容院に行くと決めていた

とんでもなく毛が多いから6週間空けるとどうにもならなくなる

ドライヤーの時間が長くなってお風呂を面倒くさがることにもつながるので、美容院代は必要経費としている

今の美容院は2カ月以内に再来店すると割引価格で施術してくれるので助かるね

 

ずっと、多分子どもの頃から美容院に行くことは一大イベントだったんだよね

すごく緊張するという意味で

物騒な言い方をすればハサミという凶器を持った他人に頭を預けるわけじゃん

これを思うのは3歳かな、まだ家で父に髪を切ってもらっていたときに耳たぶを切られたことをずっと覚えているからかも

単純に他人に触られるのが苦手で怖いというのもある

触られるのも苦手だし、しゃべらないといけないじゃない、スタイリストさんと

当たり障りのない話題とか流行りのこととか、そういうことにこそ苦手意識があるんだよね

大勢の人が行く道から逸れたところを歩いているからかなあ

流行ってることに関しても知っているけど、自分の素直な感想を言ったら面倒なことになりそうとか思って、じゃあなんて返事しようかと考えてるうちに疲れてしまう

 

一回行ってよかったら冒険せずに、ずっと同じところで同じスタイリストさんに担当してもらうのに何回行っても緊張していた

同じ人にしてもらってるうちにその人が話したがる話題の傾向が読めてきて、それを思って緊張していたんだよなあ

共通の趣味的なことを話題にできるのはいいけど、今はその分野にあまり注力してないとかいうときなんかは頭を抱えちゃう

適当なことを言うのも下手だし、とにかく話すのは苦手

 

ところが今日はお休みで午前中はのんびりして昼寝までして14時の予約で美容院に行ったけど、準備している間も店の扉を開ける瞬間も施術を受けている間も変な緊張感がまるでなかったことにさっき気が付いた

なんでだろ

必要にかられて行っているからか?

髪が扱いやすいほうが毎日がラクだし、カラーも綺麗に入っているほうが鏡を見るのにテンションが上がるしね

スタイリストさんがほどほどにしか話さないっていうのもあるかな

お互いだんだん慣れてきて最初の頃よりは話すようになったけど、答えに困るような話題が出てこないのがいいのかも

ちょっと自分が図太くなったからかもしれないし、今は職があって何を訊かれても曖昧にぼかさないといけないことがないからかもしれない

前よりは美容院に行くこと自体楽しんでいる部分もあると思う

ふだんは読まない雑誌を見て美容モチベを上げて髪を綺麗にしてもらうことが気分を切り替えるひとつの方法になってきてる

それで気持ちを維持できるようになってるならとても良いこと

 

今日も美容モチベ爆上げで帰ってきた

もっときれいにメイクできるようになりたいなあと思ってるけど、新しいコスメを買う余裕は一切ないので手持ちのものの使い方を変えてやってみようかなと思ってる

手持ちのものって言ったって豊富に持ってるわけじゃないけどね

工夫してみる価値はある、そういう気持ちになれるのが美容院に行く効果