食べてなくても仕事はできる
これはすごいし怖い
まあいいや
木曜日が終わったし、明日は仕事のあと美容院だ
美容院はきっかけになりそうな気がする
どういう方向に行くかはまだわかんないけど、今の状況は変わりそう
来月の新刊発売に向けて、森見登美彦さんの小説を読み直している
『夜行』は入院していた時に発売されて、家族に頼んで図書館で借りて読んだっきりだったので6年ぶりかな
重要な部分は実は覚えているんだけど、細部の表現は当時あまり気にしなかったのか、体調がよくなかったから気が回らなかったのか、一回目に読んだ時より今回のほうがよりぐっと惹きこまれるような感覚の怖さが随所にある
12月の夕方はもう暗くて、学期末だからか学生が下校する声も聞こえてこないしマンションの住人の気配もしなくて、ひとり部屋の隅っこで小説を読んでいたら自分が現実じゃないどこかに飛んだのかなと錯覚する
時間の感覚も狂ってしまってあまりにも静かだから夜中まで読んでいたのかなと思った
ぜんぜん違った
まだ19時前で読み始めてから1時間と少ししか経っていなかった
いや、二章しか読んでないんだから夜中になっているはずないんだけど
ギュンってお話の中に入り込んでしまうとよくわからなくなる
登場人物に感情移入できない設定のお話が好きですね
好きっていうか没入できるから読みやすい
感情を揺さぶられる内容も読みはするけど、没入はしなくて自分の隣で物語が進んでいく感覚があるな
そんでここ何年かは読み終えることができなくなってしまった
以前の自分なら小説を途中で投げ出すのはありえないことだったんだけど、大人になってしまったのか自分を守るようになって、無理だなと思ったら諦めちゃう
気持ちが揺れるのを恐れているところはあるな
それで調子を崩したくないと強く思う
そんなわけでファンタジー感が強いものかミステリに偏りがちかな
森見さんのお話はファンタジーでちょっと怖いタイプのが好き
京都に暮らすさえない男子大学生シリーズも面白いけど、謎が謎を呼ぶ短編・中編が組み合わさった『熱帯』や『夜行』がより好きだなと今回の読書で思うのです
ぞくぞくしちゃって本当は一気に読み切りたいけど、ガチで時空を歪ませたら明日からの生活で困ってしまうので、一応そこの理性は残っていた
でもまだふわふわしていて、このあといつも通りの夜を過ごして眠れるのか不安
ふわふわするのもたまには必要かな
現実に縛られ過ぎたら苦しくなるもんな