実習のことを考えるとソワソワしてしまう
悪いイメージが湧くわけではなくてどちらかというと武者震いに近いのかな
ひとりでいると変なテンションになりそうで、ダメもとで妹に連絡したら一緒に美術館へ行ってくれた
『ガラスの創造力』という展示が行われていてそれを見に行った
紀元前のメソポタミアから始まったガラスの歴史が一挙に展示されていた
大昔のガラスの器や瓶のようなものでも小さなパーツがついていたり飾りが施されていたり、どうやって作ったんだろうと思うようなものがたくさんあった
色も様々につける技術や知識があったらしくて驚いた
交易なんかでガラス造りが各地に拡がっていったら、その地域の特色が出た発展の仕方をしていて面白いなあと思う
西アジアとヨーロッパでも違うし、ヨーロッパのなかでも東西で違うし、日本と中国でも違うし、同じガラスでもぜんぜん違うものに見えた
色彩や透明度や形、比べてみるとこうも違うのかとわかる
ピラミッドが作られていた時代のアイライナーの顔料を入れる小瓶みたいなのが印象に残ったな
アイラインを引くのもガラス製の針のようなものだったと考えられているらしくてかっこいいと思った
時代を経るごとに技術が上がってより大きなものがつくられていたり、より細かい色使いになったりカッティングが緻密になったり、時代の変化を見つけるのも面白かったです
ソワソワしていたけど美術館で知的な楽しみをしてきて気が紛れたよ
やっぱり私たちは美術館滞在時間が長いみたいで、どんどん人に追い抜かれて結局1時間半かけて見て回った
そんなに広い建物じゃないのにね
これでも意識して早く回ったつもりではあった
本当はもっと一つ一つじっくり見たかったんだよう
明日からはひとりでソワソワと付き合っていかなければだ
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